ITパスポート試験問題(マネジメント系)

ITパスポート試験マネジメント系のオリジナル問題

【問題-1】ソフトウェア開発手法にウォータフォールモデルを用いる場合、最初に行うことを選べ。

  • (ア)試作品の作成
  • (イ)システム設計
  • (ウ)要件定義
  • (エ)ホワイトボックステスト

 

【問題-2】インシデント管理に関する説明として正しいものを選べ

  • (ア)利用者からの使用方法の問い合わせや不具合の報告などを受ける窓口
  • (イ)サービス利用者と提供者のあいだで交わさせるサービス品質に関する合意
  • (ウ)障害などにより利用者が業務を継続できない状態から回復させるプロセス
  • (エ)ITサービスを運用していくためのノウハウをまとめたガイドライン
【応用問題-A】インシデント管理以外の選択肢は何についての説明か答えよ。

 

【問題-3】プロジェクトマネジメントにおけるスコープマネジメントの説明として正しいものを選べ

  • (ア)プロジェクトの範囲と必要な作業を明確化して定義する
  • (イ)予算内でプロジェクトが完了するように資源計画などを立てる
  • (ウ)プロジェクトが要求される品質を満たすように管理する
  • (エ)外部から資材やサービスを調達する際の管理
【応用問題-B】スコープマネジメント以外の選択肢は何についての説明か答えよ。

 

正解:ITパスポート試験オリジナル問題(マネジメント系)

【正解-1】(ウ)要件定義

  • ウォータフォールモデルの場合は要件定義を最初に行う
  • ウォータフォール(waterfall)とは英語で滝の意味
  • 試作品を先に作成するのは、プロトタイプモデル

 

【正解-2】(ウ)障害などにより利用者が業務を継続できない状態から回復させるプロセス

  • インシデント管理は、障害を回復させ、業務を継続させることが目的
  • 障害の原因を突き止めることや障害発生を未然に防ぐことは「問題管理」と呼ばれる
【応用問題-Aの正解】

(ア)利用者からの使用方法の問い合わせや不具合の報告などを受ける窓口
 → サービスデスク(サポートデスク)
(イ)サービス利用者と提供者のあいだで交わさせるサービス品質に関する合意
 → SLA(サービスレベル契約)
(エ)ITサービスを運用していくためのノウハウをまとめたガイドライン
 → ITIL(Information Technology Infrastructure Library)

 

【正解-3】(ア)プロジェクトの範囲と必要な作業を明確化して定義する

  • スコープとは「範囲」という意味です
  • プロジェクトの最初には、必要な作業と成果物を定義するスコープマネジメントを行う必要があります
  • スコープマネジメントでは、WBSにより作業を細分化して、タスクを定義します
【応用問題-Bの正解】

(イ)予算内でプロジェクトが完了するように資源計画などを立てる
 → コストマネジメント
(ウ)プロジェクトが要求される品質を満たすように管理する
 → 品質マネジメント
(エ)外部から資材やサービスを調達する際の管理
 → 調達マネジメント

覚えておきたいポイント

システム開発手法

システム開発手法については、マネジメント系の問題として出題されます。実際の仕事では、会社特有の言葉を用いていることもありますが、試験では通用しないので、一般的に用いられている用語を知っておくことが必要です。

 

【ソフトウェア開発手法】
ウォータフォールモデル … 要件定義→システム設計→プログラミング→テストと、全体から部分へ順番に詳細化、具体化していく手法。後戻りによる開発の遅れが問題となる。
プロトタイプモデル … 最初に試作品(プロトタイプ)を作成して、ユーザの意見を聞きながら要件を決めていく手法。
スパイラルモデル … 大規模なシステムをサブシステムに分割して開発していく手法。サブシステムごとに要件を確認していく。

 

サービスマネジメント

マネジメント系の問題としてサービスマネジメントについて出題されることがあります。日常の業務で開発しか担当したことがないと、馴染みがないかもしれませんが、主に開発後の運用についての問題です。インシデント管理と問題管理は混同しやすいので気をつけてください。

 

インシデント管理…発生した障害からの早期回復が目的。利用者の業務継続を優先するもの。
問題管理…そもそも障害が発生しないようにするもの。原因を追求して解決策を実施。

 

プロジェクトマネジメント

マネジメント系ではプロジェクトマネジメントに関する問題がよく出題されます。会社によりプロジェクトマネジメントのやり方やその呼び名は違うものですが、ITパスポート試験で使用される用語を覚えておくことが必要です。

 

コストメネジメント、調達マネジメントなどは名称から想像つくと思いますが、スコープマネジメントについては、スコープ(範囲)という言葉に馴染みがないと想像できないと思いますので、知っておく必要があります。

 

試験でスコープマネジメントとセットとなることが多いのがWBSです。ニュース番組のことではなくて、Work Breakdown Structureの略で、タスクを洗い出したものです。現場ではエクセルで作ることが多いと思います。

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