ITパスポート試験に出る二進数
二進数に関する問題はITパスポート試験では定番で、テクノロジ系の問題として出題されます。二進数にアレルギーを持っている人もいるかもしれませんが、仕組みを知れば簡単です。基本的には10進数(一般的に使われているもの)に変換して考えれば解ける問題ばかりなので、知ってしまえばサービス問題になります。
こんな問題が出題されています。
2進数10110を3倍したものはどれか。
(ア)111010
(イ)111110
(ウ)1000010
(エ)10110000
(過去問 21年度春季試験 第64問テクノロジ系)
試験対策として覚えておくべきポイント
- 「0」と「1」のみで数値をあらわすのが2進数
- 「0」から「9」までを使って数値をあらわすのが10進数(一般的に使われている数字)
- 10進数が10で桁上がりするのに対し、2進数は2で桁上がりする
- 「2」を2進数であわらすと「10」
- 2進数のほかに8進数、16進数(0〜F)もある
2進数から10進数への変換方法
(例:過去問の問題文にある「10110」を変換)
(1)2進数を書き出す → 10110
(2)書き出した2進数の上に2の倍数を記入していく(一桁目は1とする)
2の倍数を記入 | 16 | 8 | 4 | 2 | 1 |
---|---|---|---|---|---|
書き出した2進数 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 |
(3)2進数で「1」となっているところの数字を足す
→ 16 + 4 + 2 = 22(これが10進数に変換した値)
ITパスポート試験のおすすめ勉強方法
ITパスポート試験の合格には「短期間で集中して勉強すること」と「ストラテジ、マネジメント、テクノロジの各分野をバランスよく勉強すること」がポイント。
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