ITパスポート計算問題

ITパスポート試験に出る稼働率

稼働率に関する問題は、ITパスポート試験ではテクノロジ系の問題として出題されます。稼働率に関してはMTBFMTTRと紛らわしい二つの指標も覚えなければなりませんが、これさえマスターすれば確実に得点できます。計算問題といっても簡単な割り算だけです。

 

こんな問題が出題されています。

MTBFが600時間、MTTRが12時間である場合、稼働率はおよそ幾らか。
(ア)0.02
(イ)0.20
(ウ)0.88
(エ)0.98
(過去問 24年度春季試験 第70問テクノロジ系)

答えは下にあります。

試験対策として覚えておくべきポイント

  • 稼働率とは、システムが正常に稼働している割合のこと
  • ここでいう正常に稼働していない状態とは故障している状態のことを指します
  • 稼働率は、システムがどのくらい故障しないでいるかを示す指標(システムの可用性を示す指標)
  • 稼働率を求めるために必要なものは平均故障間隔(MTBF)と平均修理時間(MTTR)
  • 平均故障間隔(MTBF)は、故障が直ってから次に故障するまでの平均時間のこと(システムが正常に稼働している時間)
  • 平均修理時間(MTTR)は、故障を直すために必要な平均時間(システムが稼働していない時間)
  • 平均故障間隔(MTBF)は Mean Time Bitween Failure、平均修理時間(MTTR)は Mean Time To Repairの略
  • MTは同じなので、BFとTRで覚えるBFにFailure(故障)があるので紛らわしいが、こちらが正常に稼働している時間

稼働率の計算方法

稼働率 = MTBF ÷( MTBF + MTTR )
稼働率 = 平均故障間隔 ÷( 平均故障間隔 + 平均修理時間 )

 

このページにある過去問(上記)を解いてみると…

 

稼働率 = MTBF[600] ÷ ( MTBF[600] + MTTR[12] ) = 0.98…

 

⇒ 正解 (エ)0.98

 

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ITパスポート試験の合格には「短期間で集中して勉強すること」と「ストラテジ、マネジメント、テクノロジの各分野をバランスよく勉強すること」がポイント。
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